子供の英語教材を比較すると、ディズニー英語システム(DWE)ってフォニックスがないことに気付きます。
フォニックス学習って必要ないの?
フォニックス学習が出来ないなら別の教材を申し込もうかな。
と思っている方、ちょっと待って!
この記事を見れば日本で英語学習をする上でのフォニックスの重要度と、無料で出来るフォニックス対策を知ることができます。
- フォニックスとは英語の文字と音声の規則性のこと
- DWEにフォニックスはないが日本の幼児期の英語学習には不要と考えられている
- フォニックスはYouTubeや他社無料サンプルDVD(ミライコイングリッシュなど)を使って無料で学ぶことが出来る
\お風呂でABCポスターもついてくる!/
フォニックスとは
フォニックスとは英語圏で生まれた「読み書きができるようになるため」の手法です。
例えば、「a」という文字はアルファベットでは「エー」と言いますが、実際単語を読むときは「ア」に似た発音をします。「b」は「ビー」と言いますが、実際の発音は「ボッ」。例:apple,boxなど。これがフォニックスです。
日本語は約50の文字を組み合わせて文字を読むことができますが、アルファベットは26の文字を様々な組み合わせで文字が成り立ちます。
フォニックスはすべての英語学習の基礎中の基礎であり、中高生にも大人にも効果があります。小学生以下の子どもについて言えば、その後の学習効率を圧倒的に高めてくれる最強の方法と言っても過言ではありません。
出典:ダイヤモンドオンライン(フォニックスは学習効率を高める最強の学習法)
英語圏の子供たちは子供の頃からこのフォニックスを学習し、単語の読み書きを学んでいきます。
フォニックスを学ぶメリット
フォニックスを学ぶメリットは、
文字の音がわかるので初めて見る単語の音も推測して読めるようになることです。
日本語は文字と音は同じですが、英語は文字の名前とは別に読み方があります。英語圏の子供たちはフォニックスを知ることで様々なアルファベットの組み合わせを読めるようになっていきます。
フォニックス学習のデメリット
フォニックス学習のデメリットは
音のルールが規則性に当てはまらない単語が多いことです。
そして、そのフォニックスの規則性の例外の単語は日常生活に多いんです。
フォニックスのルールが適応する単語は全体の75%と言われています。リールが当てはまらない単語25%のことをサイトワード(Sight Words)と言います。
フォニックスで当てはらない単語例(Sight Words)
and,away,big,blue,can,come,down,fined,for,funny,go,help,here,I,in,is,it,jump,little,lookmake,me,my,not,one,play,etc…
サイトワード(Sight Words)を覚えると一般的な本や新聞、ウェブサイトの単語を90%読むことが出来ると言われています。
せっかくフォニックスを覚えても当てはならい単語が多いので、しっかりと音をインプットした後じゃないと混乱してしまう可能性も。
また、フォニックスを覚えても英語圏で生活していないとせっかく読めた単語も意味がわからなくつまらないかもしれません。
日本の子供は文字の練習をするのは5歳くらいからです。フォニックス学習をするならしっかりと英語の言葉のインプットができてからをオススメします。
ディズニー英語システム(DWE)教材にフォニックスがない理由
ディズニー英語システム(DWE)の学習スタイルは特に始めのうちはたくさんの英語のシャワーを浴びさせます。
たくさん英語のインプットと、専用のおもちゃや親子の触れ合い(やり方はガイドで解説されています)で真似しやすい環境に。また、教材、電話、オンラインイベントや週末のリアルイベントなどアウトプットが充実してます。
机の上の学習よりもたくさんインプットして実際に使っていくサイクルが充実している教材です。
英語圏ではフォニックスを学習するのにDWEの教材にない理由は英語のインプット量が違うから。
英語圏では一日中生の英語を聞き、英語を話したら英語で返って来るくる環境です。
そこには日本とは環境の違いによる圧倒的な英語のインプットとアウトプットの差が生まれます。
後述しますが、実は日常生活で使う単語は、フォニックスの規則性が当てはまらないものが多いのです。しっかりとした会話の基礎(最低英検2級レベルくらい)がない状態でフォニックスを学ぶと混乱する可能性がります。
ですから、DWEにはフォニックス学習がありません。
フォニックスをやらないと発音が悪くなる?
そんなことはありません
フォニックスは読み書きをスムーズにする学習方法です。フォニックスを学ばないと発音が悪くなるわけではありません。
良質な発音はたくさんの英語のシャワーを浴びることで作られます。日本でもひらがなが書けない年中、年長さんの発音が変かと聞かれたらそうではないですよね?
まずはしっかりと英語のインプットが進み、状況を見て言葉の意味の理解ができるようになることが大事です。
乳幼児にフォニックス学習は必要ない?
乳幼児の段階でフォニックス学習は必要ありません。
乳幼児に必要なのは、たくさんの英語の音のインプット、アウトプットと意味を理解することです。そして、日常生活にはサイトワード(Sight Words)のようにフォニックスの規則性に当てはまらない単語がたくさんあります。
一気になんでも覚えようとすると子供は混乱して英語が嫌いになるかもしれません。
英語圏の子供たちは生活の上でたくさんの英語を聞いて話しています。そんな子たちもフォニックスの学習を始める年齢は年長さんくらい。
英語圏でない日本で、英語を学ぶのに特に大切なのは継続すること。継続するには楽しくないとできません。乳幼児の時期は楽しみながらたくさんの英語のインプットを心がけてください。
DWEはrhyming words(ライミングワード)がたくさん出てくる
DWEにはフォニックスの学習は出てきませんが、rhyming wordsがたくさん出来てきます。
rhyming wordsとは同じ音(rhyme)をもつ単語(words)のことで、英語圏の学校でも必ず学習します。
例えばhat。この-atのrhyming wordsは次のようなものがあります。
hat, cat,mat,bat
rhyming wordsを使うと音を意識して単語を学ぶことができ、語彙力が育ちます。英語耳にするには欠かせない学習です。また、後にスペルやフォニックスを学習する際にも大変役に立ちます。
DWEはライミングワードの学習でフォニックスよりも手前の段階の基礎の基礎を作ってくれているのですね!
もちろん、英語圏でもrhyming wordsの学習はしっかり時間を割いて行われています。
DWEには
- SingAlongなどでお歌でリズムを楽しむ
- ステップバイステップ
- Fun With Words
などの教材で、遊びながらライミングワードを学んでいけます。
英語には韻を踏んだジョークや歌がたくさん!
ライミングワードを知ると英語の音のリズムが楽しい!という領域に!
実は有名なキラキラ星のお歌もライミングワードが詰まった傑作なんですよ。
Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what you are!
Up above the world so high,
Like a diamond in the sky.
Twinkle, twinkle, little star歌詞より
starの-ar、とareで「アー」、highの-ighとskyの-yで「アイ」という音は同じ韻を踏んでいます。
DWEのサンプルDVDの請求はこちら→ディズニー英語システム無料サンプル請求
DWE正規会員専用サイトの動画でフォニックス学習が出来る
実は、最近WFC(ワールドファミリークラブ)正規会員専用サイトでフォニックスが学べる動画がちょこちょこアップされるようになりました。
アルファベットの発音に始まり、その文字を使った単語、TACのカードをまとめて紹介してくれています。個人的にはこれを見るだけでも十分なのではないかと思います。
この動画はDWE会員であれば無料で視聴できます。ただ、学習のメインではないので手元の教材にはフォニックス学習はありません。
無料で試せる学習方法3つ
幼児期にフォニックス学習が必要ないって言っても気になります!
という方、安心してください。無料でフォニックス学習を試せる方法も紹介します。
対策①YouTube
まず対策1つ目はYouTube。
実はYouTubeにはたくさんフォニックス学習の動画が存在します。ここでは子供向けに学習できる動画を紹介します。
ピンキッズはあいうえおの学習から生活習慣、英語の童謡まであるチャンネルです。アニメも可愛いし、子供は見やすいと思います。
ここに紹介している動画はフォニックスはもちろん、少しだけライミングワードも学べます。
最初にチャンネル登録を勧められるのがマイナス点^_^;
対策②他社の英語教材の無料サンプルの取り寄せ
他社の英語教材の無料サンプルを取り寄せるという方法もあります。
無料サンプルは、その製品の良さを少しの動画で伝えるために会社も本気でDVDを作成しています。有名どころの幼児英語教材でフォニックスを学べて無料DVDを取り寄せることが出来るのは次の2つ。
- ミライコイングリッシュ
- ワールドワイドキッズ(WWK)(2022年11月でサービス終了)
ミライコイングリッシュの対象年齢は0〜8歳。一番の特徴は系統的に学べる英語教材の中でトップクラスに低価格!価格は58,600円(税込)。
教材の特徴は
- 低価格
- 監修者がNHK「基礎英語1(2016~18年度)」講師
- おもちゃはぬいぐるみは一切なし
- フォニックス学習ができる
- 教材全てがひとつのBOXに収納可能
58,600円でも高いよ!
と思われる方、安心してください。サンプルDVDは無料でもらえます。もちろん、フォニックスのお歌もついてます。
ミライコイングリッシュは元NHK講師が監修しているからなのか、お歌が流れると決まって長女は踊り出します。(←陽気な子だから?)
長女はかなり気に入ってくれました。
ミライコのサンプルDVDは全部で25分ほど。子供が観ることをメインに考えて作られているので、そのままかけ流せるので楽です。
ちなみに、大人向けの映像はサンプル到着前のメールで動画が添付されています。
無料DVDの請求はこちら→ミライコイングリッシュ無料サンプルDVD請求
✅WWK(ワールドワイドキッズ)
ワールドワイドキッズとはこどもちゃれんじのBenesseが手掛けるハイレベルの英語教材です。ネイティブの幼児と同程度の約6,000語もの単語に触れることができます。また、知育要素や異文化に触れるといった要素も含まれています。
※ワールドワイドキッズは2022年11月でサービスが終了しています。
対象年齢は0~8歳。価格は285,560円〜(税込)。7回払いの場合は298,760円。
- おもちゃとぬいぐるみと教材が連動
- 様々なアウトプットサービス(有料)
- 6,7回払いいなら途中退会可能
- 6,000語もの単語が出てくる
- 知育要素、異文化に触れる要素あり
28万えn…
安心してください。こちらもサンプルDVDは無料です。
こどもちゃれんじで有名なBenesseですが、出てくるキャラクターはしまじろうではありません。Mimiというかわいい猫ちゃんが主人公。
次女はこのMimiがお気に入り。たくさん再生をリクエストされました。
もちろん、無料サンプルDVDにもフォニックスは出てきます。WWKのDVDはミライコイングリッシュよりも少しお勉強感があるかな、という印象。
どのサンプルDVDにもありがちですが、DVDの後の方は保護者向けの映像。うっかりそのまま流し続けていると子供はつまらなそうにしちゃってます。
番外編として、こどもちゃれんじEnglishを紹介。こちらはフォニックス教材ではないですが、資料請求するとその後も定期的に案内の冊子が届きます。
この冊子の中身が良いんです。
案内冊子の中にはちょっとしたワークが入っています。英語学習のワークが少ないなと思っていた我が家は定期的に届く小問題のように利用中。
サンプルDVDは年齢別に分かれています。長女は選択問題が試せたので楽しく取り組んでくれました。
対策③TACカード
対策の3つ目としてはTACカードの活用です。これはDWE教材を持っている方限定の方法ですね。
TACカードの特徴は
- 単語と例文と合わせて覚えることができる
- 文字を認識できない小さな子供でも絵で意味がわかる
- 総数510枚
- マイクもついて録音、リピート再生可能
DWEにはフォニックス学習というものはありません。フォニックス学習よりも先に、たくさんの音とその意味を覚えることが大切と考えているからです。
DWEでフォニックスの学習をする場合はたくさんの単語の音を覚えていく上で自ら気づく。という方法で音を学んでいきます。
DWEにはフォニックスに特化した学習方法はありません。とにかくインプットの量をこなして感覚を身につけていきましょう。
幼児期のフォニックス学習まとめ
フォニックスとは英語圏で「単語の読み書きができるための手段」です。これを学ぶことによって初めてみる単語でも読み方の予想をつけることができます。
一方、その規則性が当てはまらない「サイトワード」という単語が存在し、日常生活で使われる多くの単語がそれに当たります。
「ディズニーの英語システム」はそういった背景からフォニックス学習を取り入れていません。しかし、体験してみたい!と思った方、無料で体験できる方法があります。
フォニックスを手軽に体験できる方法としては次の2つ。
- YouTubeで「フォニックス」と検索して動画で学習
- 他社(ミライコイングリッシュ、WWK(ワールドワイドキッズ))のサンプルDVDで学習
YouTubeは広告が入ったり、オススメの動画などを子供が勝手に観ることがあるデメリットがありますが、思いついたらすぐに観ることができます。
DVDはお出かけ時などもかけ流すことができますし、携帯やタブレットを介さないのでYouTubeよりは眼への負担が軽いと思われます。
フォニックス学習が気になる方、是非試してみてください。